- どんな設備をつけようか悩んでいる
- 快適・便利・時短の家づくりがしたい
新築住宅を建てるとき、便利で快適な家にしたいと思って、いろんな設備をあれこれつけたくなりますよね。
でもあまり考えずにつけてしまうと、
- 住んでから数年間、一度も使ってない……。
- 使ってみたら不便で、すぐ使わなくなった……。
という人も少なくない…。
高ければ10万円以上する設備がいらなかった、だなんて悲しすぎるよね。
そこでこの記事では、
実際に家を建てたわたしが考える、
いらない設備と、つけてよかった設備を解説していきます。
わが家のリアルの声をお届けするよ!
暮らし方や、住む地域によっても違いが出るから、自分のしたい暮らしに当てはめながら読んでみてね!
すでに家を建てた先輩方の意見を聞くと、
「いらなかった」「つけてよかった」という意見はまちまち。
だから、必要な設備は、その人の暮らし方によって違うということ。
あなたのしたい暮らしを考えながら、あなたに合った設備を考える参考にしてくださいね。
新築でいらない設備6選
まずは、わが家が思う、「いらない設備」を紹介していきます。
当たり前に家についているものであっても、手間や経費を考えるとなくてもいいものが結構あります。
設備を削れば、予算も減らせる!
- ベランダ(バルコニー)
- 床下収納
- 和室
- お風呂の窓
- お風呂の棚
- 浴室乾燥機
① ベランダ(バルコニー)
まずは、ベランダ(バルコニー)。
「洗濯物は、太陽の下で干すのが一番!」というと、ベランダが必要だと思われるかもしれませんが、わが家はいらない派です。
理由は次の4つ。
- 部屋干しでも十分乾く(最近は、部屋干し臭がしにくい洗剤も多数)
- 洗濯乾燥機があるから、干すこと自体少ない
- ベランダの掃除が面倒
- ベランダまで洗濯物を運ぶのが面倒
わが家は、基本的に部屋干しですが、特に困ったことはないです。
湿気が多いと感じたら、換気扇や除湿器を動かして対応すればOK。
布団カバーなど大きい洗濯物は、吹き抜けスペースに干しています。
もしもあなたのお家が、
- 室内に干すスペース(ランドリースペース)がない
- 洗濯乾燥機がない
- どうしても太陽と風の力で乾かしたい
ということでなければ、ベランダは不要です。
ベランダは掃除も大変だし、洗濯物を運ぶのも大変……。
ベランダをつくる費用で、ランドリーをつくったり洗濯乾燥機を買う方がいいのかもね。
② 床下収納
いらない設備2つ目は、床下収納。
収納を決めるときには、
- 収納が足りなかったらどうしよう。
- 収納は多めにつくっという方が後々困らない。
と考えがち。
床下を有効活用できる、床下収納はつけ得だと思うかもですが、わが家はつけませんでした。
理由は、床下収納は使いにくいから。
以前住んでいたアパートは、キッチンに床下収納があったけど、使い勝手が良くなかったんだよね……。
どんな点が使いにくかったかというと、
- 湿気が気になって、食材を入れられない
- 扉が重たくて開けるの大変
- 重たいものを入れると取り出すの大変
- キッチンペーパーのストックを入れておくには狭い
- 何を入れたか開けないと確認できなくて不便
わが家には合わなかったね。
たっぷりの収納スペースは、すっきりした家づくりに欠かせないです。
床下収納は、間取りに関係なく、収納量を増やせます。
わが家の場合は、キッチン前に十分な収納量がとれたので、床下収納はやめました。
③ 和室
いらない設備3つ目は、和室。
和室は、落ち着く空間づくり・子どもたちの遊び場として採用されることが多い間取りです。
でもわが家は、やめました。
やめた理由は、
- 畳の定期メンテナンスが手間
- 掃除が大変
- 畳のうえに家具を置きにくい
畳は気持ちいいけど、管理が大変なんだよね。
メンテナンスの手間が少ない、和紙畳や琉球畳といった畳もありますが、お値段は高め。
わが家は、子どもの遊び場である小上がりスペースは、柔らかいクッションフロアを採用しました。
畳より安価だよ!
琉球畳にしようか少し迷ったけど、全体のバランスを考えてヘリンボーン柄のクッションフロアにしたよ♩
④ お風呂場の窓
いらない設備4つ目は、お風呂の窓。
お風呂場に窓があると、開放的でリッチな気分が味わえるし、換気もしやすそうですよね。
でもデメリットが結構あるんです。
例えば、
- 外気の影響を強く受けるため冬は寒い
- 窓の結露でカビが生える
窓があると確かに換気はしやすいですが、換気扇で十分。
お風呂場の換気扇を回しておけば、次の日の朝にはからっと乾いています。
かかる電気代も、1日回しっぱなしで、1円〜15円程度で安いです。
換気扇は他の家電に比べて、電気代がかなり安いよ!
⑤ お風呂場の棚
いらない設備5つ目は、浴室の棚。
お風呂場の棚って、掃除が面倒なんですよね……。
すぐぬるぬるするし、放っておいたらカビてくるし……。
なので、わが家は棚もカウンターもなしです。
棚がないってことは、シャンプーは?リンスは?と思われるかもですが、全部壁につるしています。
マグネットや吸盤で壁についています。
これならボトルの底がぬるぬるしないし、汚れが落ちにくくなってきたら買い換えればOK。
気楽な気持ちで使えていいですよ。
ちなみに鏡もマグネットだよー!
掃除がラクでいいよね
⑥ 浴室乾燥機
いらない設備6つ目に、浴室乾燥機。
浴室乾燥機は、お風呂場に洗濯物を干すスペースをつくれて、お風呂もカラッと乾かせて衛生的です。
でもデメリットも多い。
- 干すスペースがお風呂場では狭い
- 電気代が高い(洗濯乾燥機の4〜5倍)
- フィルター掃除が手間
- 好きなときにお風呂に入れない
浴室乾燥機がなくても、洗濯乾燥機があれば十分!
電気代も断然安い。
むしろ洗濯乾燥機が良すぎて、今までの人生で買って感動した家電の圧倒的No.1です。
まだ使ってない人は、絶対今すぐ買った方がいい。そのくらいオススメです。
高い買い物だけど、お値段以上の価値あるよ
つけてよかった設備10選
それでは続いて、つけてよかった設備をご紹介します。
わが家がつけて本当によかったと思った設備を厳選したよ!
- パントリー
- 床暖
- 海外製食洗機
- タッチレス水栓
- タオルストッカー
- 脱衣所クローゼット
- 電動カーテン
- 小上がりスペース
- 書斎
- 2階トイレ
① パントリー
パントリーは、食材保管庫としてとても優秀。
キッチンに入りきらない食材や、キッチングッズはパントリーに収納しています。
人目につきにくいパントリーがあると、一時的な物置としても使えて、キッチンがすっきりしますよ。
わが家は書類の整理や冷蔵庫の隠し場所としても活躍してます。
パントリーつくってほんとによかった!
わが家は回遊できるパントリーにしたから、収納量は減ったけど、おかげで利便性◎になったよ!
わが家のパントリーについて詳しい記事はこちら↓
② 床暖
冬は−10℃以下まで下がるわが家では、床暖は本当に気持ちよくてなくてはならない存在です。
床暖というと、
- 初期費用がかかる
- 光熱費が高い
- メンテナンス代もかかる
- 温まるのに時間がかかる
といろいろな悪い噂が流れていますが、厳冬地にあるわが家はそのデメリットがあまり当てはまりません。
なぜなら、
- 足元が温かいと暖房は弱でも十分温かい。光熱費はそれほどかからない
- メンテナンスは10年ごとの不凍液交換くらい
- 冬場の暖房はつけっぱなし
暖房は冬場つけっぱなしなので、立ち上がりの遅さは特に気になりません。
日常のメンテナンスはというと、10年ごとに不凍液の交換が必要なくらい。
故障時に、本体の修理以外にも床や壁の費用がかかると敬遠されがちですが、
耐用年数は30年以上と長いので、何事もなければ家がもつ間は動くと考えて大丈夫。
メリットの方が多いと判断して、わが家はつけたよ!
家がすっきりするし、ほこりが舞うこともないので大満足です。
③ 海外製食洗機
食洗機があると、家事がものすごくラクになります。
料理をつくるのはいいとしても、食べた後の食器洗い、憂鬱ですよね……。
そこでわが家は、迷わず食洗機をつけました。
ビルトインタイプなので、キッチンがすっきり。
食洗機があれば、手洗いをするのは、テフロン加工のフライパンくらい。
他のものはすべて、食洗機の中にポンポン入れて、スイッチぽちで終わりです。
ほんとにラクで、毎日感動してる……。
わが家は海外製の食洗機「ミーレ」を使っています。
海外製が日本製と違う大きなポイントは、容量。
日本製だと深型のものでも入れるのに工夫が必要だったり、入らない食器があったりして使いにくいという話を聞きます。
海外製なら大きいボウルや、まな板、1日分の食器をまるごとしまえる。
1日分のお皿を全部入れて、夜中に動かす。
朝起きたら、きれいピカピカ乾いた状態で食器棚にしまっています。
価格は日本製よりも10万円〜上がりますが、使い勝手や便利さを考えると、海外製の食洗機はオススメです。
- ミーレ
- ボッシュ
- ガゲナウ
- AEG
④ タッチレス水栓
家事をラクにするため、タッチレス水栓も採用してよかった設備。
よくお店のトイレとかにある、手をかざすと自動で水が出るあれです。
これのいいところは、水栓を触らずに水の入切ができること。
触らずに入切できるおかげで、
- 手を洗うときに泡がつかない
- 料理のときにモノを持ちながらでも使いやすい
- 子どもを抱きながらの手洗いがラク
- 節水になる
- 水栓掃除の手間が減る
わが家は、浄水が出てスタイリッシュなデザインのナビッシュA10を選びました。
タッチレス水栓がよすぎて、洗面所もタッチレスにすればよかったかなと思ってるくらい便利です。
手動に切り替えもできるので、停電時も安心ですよ。
⑤ タオルストッカー
わが家は、タオルストッカーを造作してもらいました。
下から引くことで、タオルが一枚ずつ出てきます。
タオルストッカーにすると、
- 扉の開閉いらずで、取り出しがラク
- 上に乗せるだけで、しまうのもラク
- タオルをまんべんなく使える
引き出しの収納だと、タオルを上に上に収納していって、決まったタオルばかり使いがち……。
タオルストッカーがあれば、まんべんなく使っていけるから、衛生的です。
お風呂上がりにさっとタオルを取り出せるのが嬉しいポイントだよ!
⑥ 脱衣所にクローゼット
わが家は、脱衣所にファミリークローゼットをつくりました。
おかげで洗濯物の片づけが本当にラクになりました…。
スペースがあるなら、ぜひ採用してほしいオススメの間取りだよ
洗濯乾燥が終わった洋服は洗濯機から出して、そのままクローゼットにかけるだけ。
乾燥をかけず干していた洋服は、クローゼットにかけ直すだけ。
全部1歩でできるので、洗濯後の片付け時間は圧倒的に短くなりました。
「湿気は大丈夫なの?」とよく聞かれますが、
結論、今まで気になったことはありません!
1日経てばカラッと乾いていますし、クローゼット内の洋服にも影響はなし。
湿気が多い日は、換気扇を回したり除湿器を活用しています。
洗濯作業がほんとにラクになるよ!
脱衣所クローゼットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。↓
⑦ 電動カーテン
わが家はメインのカーテンを電動式にしました。
電動カーテンをつけたおかげで、わずらわしいカーテンの開閉がなくなりました。
戸建てになると、カーテンの数が増えて、開閉の手間も増えるんだよね……。
家中のカーテンを一つ一つ開閉して歩くのは毎日一苦労です。
電動カーテンはリモコン一つで動かすことができます。
わが家は、アレクサとネイチャーリモを連携して、朝6時半に自動で開き、夕方は声で閉じるようにしています。
リモコンをすぐ失くすズボラなわたしの救世主。
カーテン開閉の手間が減ると、ほんとにラクですよ。
わが家のカーテンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。↓
⑧ 小上がりスペース
わが家はリビングに、小上がりスペースをつくりました。
小上がりスペースとは、床から10㎝~50㎝ほど高くなっていて、ゆったりくつろげるスペースのこと。
小上がりスペースがあると、
- 空間にメリハリが生まれる
- こもり感がある特別な空間になる
- 空間を区切って使える
- ちょっとした腰掛けるスペースになる
わが家は子どもの遊びスペースとして、使っています。
リビングと空間が区切られているので、おもちゃが散乱するのを防げます。
お客さんが来たときには、座ってくつろげるスペースとしても使えてよいですよ。
ソファに座るのを遠慮するお客さんでも、小上がりなら座りやすそう。
小上がりスペースについて詳しい記事はこちらです↓
⑨ 書斎
書斎は、「いらなかった派」「つくってよかった派」が分かれる部屋。
わが家としては、書斎へのあこがれが強くて、つくってからも毎日使っていて、大満足です。
こちらわが家の書斎。
書斎があると、集中して作業したり読書したりできるのが、とてもいい!
- 落ち着いて本を読む場所をつくりたい
- PC作業をよくする
- 個室でゲームをしたい
- 心落ち着く大人の部屋がほしい
こんな方は、書斎をつくって、自分のお気に入りの空間にすると、家の満足度がめちゃくちゃ上がりますよ。
⑩ 2階トイレ
2階トイレも、つけてよかった設備。
家族が4人以上なら、トイレは1階・2階両方にあるとメリットが大きいです。
- トイレのタイミングがかぶっても安心
- 2階で過ごすときにすぐトイレに行ける
掃除の手間が増えたり費用は増えますが、満足感の高い設備ですよ。
まとめ:自分のしたい暮らしを考えて、設備を選ぼう
いらない設備とつくってよかった設備を、わが家の主観たっぷりに紹介させていただきました。
この記事で紹介した設備は以下の通りです。
- ベランダ(バルコニー)
- 床下収納
- 和室
- お風呂の窓
- お風呂の棚
- 浴室乾燥機
- パントリー
- 床暖
- 海外製食洗機
- タッチレス水栓
- タオルストッカー
- 脱衣所クローゼット
- 電動カーテン
- 小上がりスペース
- 書斎
- 2階トイレ
どんな暮らしをするかによって、いる・いらないは変わってきます。
自分のしたい暮らしを考えて、暮らし方に合わせた設備を選んでくださいね。
この記事があなたの役に立てば嬉しいです!