- キッチンとダイニングの配置で迷っている
- キッチン・ダイニング横並び配置の使い勝手を知りたい
キッチンとダイニングは、配置の仕方がいろいろ合って、どうしたらいいのか迷いますよね。
実は最適な配置は、家の広さやキッチンの使い方によって変わります。
わが家は横並び配置にしたくて、家も横長に設計してもらったよ!
この記事では、
- それぞれの配置がどんなときに便利に使えるか
- あなたには、どの配置がぴったりか
を解説していきます。
この記事を読んで、自分にぴったりの配置を見つけてくださいね。
わが家の例を参考にしてね!
わが家のダイニングはこちら
こちらが、わが家のダイニングキッチン。
キッチンとダイニングを横並びにした配置です。
横並びダイニングは、ホントに便利。オススメだよ!
わが家のダイニングをつかってみての感想は、後ほど詳しく解説しますね!
キッチン・ダイニングの配置は、主に5種類
キッチン・ダイニングの配置は、主に次の5つです。
- T字配置
- 横並び配置
- 二の字配置
- オープン配置
- カウンター配置
①T字配置
②横並び配置
③二の字配置
④オープン配置
⑤カウンター配置
それぞれの特徴は以下の通り。
配膳・片づけ | キッチンまでの動線 | 必要なスペース | |
---|---|---|---|
① 横並び | ラク! | 近い | 10帖~ |
② T字 | 普通 | 普通 | 8帖~ |
③ 二の字 | 大変 | (回遊性は◎) | 遠い10帖~ |
④ カウンター | やや遠い | 普通 | 6帖~ |
⑤ オープン | 大変 | (回遊性は◎) | 遠い10帖~ |
それぞれ一長一短。詳しく解説していくよ!
横並び配置は、家事ラク!
横並び配置は、家事の楽さがピカイチ!
配膳も片付けも、ダイニングとキッチン間を2・3歩で歩くだけでできちゃいます。
手際よくできて、片付けが早く終わるのが嬉しい♩
子どもがリビング学習するにも、横並びなら料理をしながら見守りやすいです。
キッチンの前面を収納にできるのもよいポイント。
ただし、横長で広めのキッチン・ダイニングスペースが必要になる点は注意です。
わが家はキッチンとダイニング合わせて、11.25帖とったよ!
T字配置は、省スペースがいい
T字配置は、真四角のキッチン・ダイニングスペースに採用でき、省スペースになります。
ダイニングとキッチン側で渡す人と受けとる人の二人がいれば、スムーズに配膳片付けができます。
T字配置にするとキッチンが奥まった形になり、プライベート感を確保しやすいです。
T字配置はキッチンを奥まらせたいときにぴったり!
二の字・オープン配置は、大人数に最適
二の字やオープン配置は、配膳・片づけの大変さはありますが、ダイニングテーブルの周りを自由に回遊できます。
なので大人数での使用に最適。
大家族のお家やホームパーティーをするときには、この配置が便利です。
カウンター配置は、お店感が素敵
カウンター配置は、キッチンとダイニングが対面になっていてお店のような楽しさがあります。
T字配置と同じく、省スペースなところも嬉しいポイント。
ただし、T字配置よりも片付けのときの距離があるので、ダイニングのサイズによっては大変かもしれません。
あなたに合う配置はどれ?
結局自分は、どの配置にしたらいいの?
というわけで、続いてあなたに最適なダイニング・キッチンの配置の決め方を解説していきます。
最適な配置は、何を求めるかで決めるとよいです。
- 家事をラクにしたいなら
-
- 横並び配置
- 料理をしながらダイニングの子どもの様子を見たいなら
-
- 横並び配置
- 省スペースがいいなら
-
- T字 or カウンター配置
- キッチン前面を収納にしたいなら
-
- 横並び or オープン or 二の字配置
- 存在感あるダイニングにしたいなら
-
- オープン or 二の字
- 大人数が集まるホームパーティーをしたいなら
-
- オープン or 二の字
自分のしたいことに合わせて配置を選ぼう!
わが家が選んだのは、横並び。詳しく紹介していくよ!
わが家は横並びダイニングを選びました
わが家が選んだのは横並び配置です。
数ある配置の仕方の中でも、横並びはとってもオススメです。
詳しく解説していくよ!
横並びダイニングのメリット
横並び配置にするメリットは全部で7つ。
- 配膳・片付けがラク
- 家族との距離が近くなる
- 見た目がすっきり
- 食材や料理の一時置き場になる
- 食事中にモノが取りやすい
- キッチン横コンセントを採用できる
- すぐに手を洗える
- キッチン前面収納が使える
配膳・片付けがラク
一つ目に、配膳・片づけがとてもラクなこと。
横並びなら、出来上がった料理を、キッチンから横にポンポン流すだけ。
1・2歩でスピーディーに配膳ができます。
片づけも同じように、スピード感が段違いです。
これが本当に最高で、このメリットだけでも横並びを選ぶ価値あり。
もしも横ではなく、キッチンの前にダイニングを配置(T字や二の字)した場合はこうはいきません。
キッチン前の腰壁にお皿を一度置いて、キッチン側から受け取る必要があります。
二人いればそれなりに早いのですが、横並びに比べると手間は多くなります。
配膳片付けの速さが、横並びの大きなメリットだよ!
家族との距離が近くなる
横並びにすると、キッチンからダイニングまでの距離が近くなります。
ダイニングやリビングにいる家族との距離感がなくて、料理をしていても孤独感を感じないよ♩
キッチンとダイニングの距離が近いので、
- 料理をしながら、ダイニングの子どもの勉強を教える
- 料理をしながら、絵描きやパズルで遊ぶ子どもを見守る
ことがしやすいです。
一緒に料理をするハードルも下がるのか、息子はよく「一緒に料理する!」と言ってくれるよー
見た目すっきり
横並びにすると、キッチンの見た目やリビングからの眺めがすっきりになります。
キッチンがリビングインテリアの主役になるよね。
リビング側からでなく、キッチン側からの視点でも、
前の視界が開けて、開放的な気分で料理を楽しめます。
開放的な景色を見つつ、お酒を飲んで料理。最高。
食材や料理を一時的に置き場になる
横並び配置にすると、ダイニングテーブルを料理の作業台として使いやすくなります。
キッチンのスペースだけでは、メニューによって少し狭く感じるときってありますよね。
例えば、
- 一旦寝かしておきたい食材
- 複数人で作業する餃子づくり
- お菓子づくり など
こんなときに、ダイニングテーブルがキッチンのとなりにあると、1・2歩歩くだけですぐに使えるので便利です。
食事中にモノが取りやすい
ダイニングからキッチンまでの距離が近いと、食事中に食器や調味料、冷蔵庫の中のモノがとりやすいのもポイント。
「いただきます!」とダイニングのイスに腰かけてから、
「あ、しょうゆがない」「小皿とグラスがない」なんてこと結構ありますよね。
たびたびやってしまうよね。
小さい子どもがいると、立って座ってがほんとに増えるよね。
忘れ物のたびに立ち上がって、調味料や食器を取りにいくのは大変……。
横並びなら、忘れ物をとりにいくのも楽々です。
わが家は、カップボードがダイニング後ろまであるので、カトラリーや取り皿、グラスは、座ったままで取れる場所に収納しています。
ダイニング周りには、絶対収納があった方が便利だよ。
キッチン横コンセントを採用できる
ダイニングには、コンセントが必須。
横並びならキッチン横にコンセントをつけられます。
ダイニングでは、電気を使う機会が結構あります。
例えば、
- スマホ充電
- たこ焼き器
- ホットプレート
- 電気鍋
- ハンドミキサー
- 電動かき氷器
ダイニングの床にコンセントをつくる方法もありますが、
キッチン横につけることで、足元にコードをはわせなくてよくなり、足をひっかける心配がなくなるのがよいですよ。
すぐに手を洗える
キッチンがダイニングのすぐ横にあると、すぐに手を洗えるのもポイント。
手を使って殻をむいて食べる料理や、手づかみで食べる子どもがいるときに、すぐに手が洗えるのは結構便利。
手を近づけるだけで水が出るセンサー水栓にすると、さらに便利になるのでオススメです。
キッチン前面収納が使える
キッチン前にダイニングがないと、キッチン前面を自由に使えます。
わが家はキッチン前面に大容量の収納をつけました。
この収納がとっても便利で、生活の中でよく使うモノはほとんどここに収納しています。
わが家の場合は、
- マスク
- 子どものオムツ関係
- 常備薬
- 文房具
- 書類
- 家電の説明書
- 工具
- デジタルカメラ
- イヤホン
- 充電機器
- アダプタ類
- 乾電池
などなど。
キッチン前面じゃなくても、リビングに大きめの収納があると家が片付きやすいよ!
横並びダイニングのデメリット
横並び配置は最もオススメな配置ですが、人によっては、デメリットになることもあるので紹介していきますね。
デメリットは次の2つ。
- 食事中にTVが見えないかも
- 最低12帖の横長の空間が必要
- ダイニングにお客さんが座ったら、キッチンが丸見え
食事の際にTVが見えないかも
横並びダイニングは、キッチンとダイニングが横につらなるので、大抵は、リビングがその前に位置します。
そうすると、キッチンからはTVが見えても、ダイニングから見えない配置になりやすいです。
ご飯中にTVを見たいなら、不便そう。
わが家はダイニングからTVを見る習慣はないので問題はありませんでしたが、一応角度が変えられる壁掛けTVの金具を選びました。
小さい子どもが遊びそうなので、今は動かさずに使っているよ。
最低12帖の横長の空間が必要
横並びキッチンは、横長の広い空間が必要になります。
キッチンの大きさやダイニングテーブルの長さにもよりますが、最低でもDKで12帖はほしいところ。
周りをぐるぐる歩くことを考えると、あまりぎちぎちでは逆に不便になってしまうので、
余裕をもった広さがとれなさそうなら、採用しない方がよさそうです。
どこにスペースをとるかは、どんな暮らしをしたいかで決めよう!
ダイニングにお客さんが座ったらキッチンが丸見え
横並びにすると、ダイニングからキッチンやシンクが見えます。
お客さんに汚いところを見せたくない……という方は、横並びダイニングはやめた方がいいかも。
こればっかりは仕方ないね。
片付けやすさをとるか、プライベート感をとるか、だね。
わが家の場合はキッチンもフラットにしたので、すっきり感はある反面丸見えになってます。
常にこれだけきれいにできたらいいんだけど、そうもいかない。
常に片付けないといけない意識が出るのはよいですが、
急な来客で焦ることは確かにあります。
横並び配置の注意すべきポイント
横並び配置を採用する場合には次の点に注意するのがよいです。
- 周辺の通路幅を広めにとる
横並び配置にすると、ダイニングチェアの後ろが通路になります。
人がストレスなく通れる通路幅は約80㎝。
ダイニングチェアに座った状態で、その後ろをスムーズに通れるようにした方がいいです。
そのためには最低でも、ダイニングテーブルから120㎝の通路幅を確保しておきましょう。
もっと大きくて長いテーブルに憧れたけど、スペースの関係で諦めたよ
大人4人座れるし、丸いテーブルにしたから、圧迫感も少ないよ!
広さがとれない場合、横並び配置にすると、不便に感じるかもなのでオススメしません。
まとめ:十分なスペースがとれるなら、横並びが家事ラク!
ダイニングとキッチンの配置は、家事のしやすさや家全体の間取りを考える上での重要なポイントです。
この記事で紹介した主な配置の仕方は、次の5つ。
- T字配置
- 横並び配置
- 二の字配置
- オープン配置
- カウンター配置
配膳・片づけ | キッチンまでの動線 | 必要なスペース | |
---|---|---|---|
横並び | ラク! | 近い | 10帖~ |
T字 | 普通 | 普通 | 8帖~ |
二の字 | 大変 | (回遊性は◎) | 遠い10帖~ |
カウンター | やや遠い | 普通 | 6帖~ |
オープン | 大変 | (回遊性は◎) | 遠い10帖~ |
十分なスペースがとれるなら、総合的に見て横並び配置が一番オススメです。
家事のしやすさをとるなら横並び一択!
お客さんをもてなすなら、横並び以外がいいね!