- 工務店に決めたものの、どこの工務店にしたらいいか分からない・・。
- 工務店は会社によるばらつきも大きいし、会社選びで間違わないか不安・・。
工務店って、ハウスメーカーと違って情報が少ないので、選ぶときに不安になりますよね・・・。
わたしも最初はとても不安でした…。
でも必要な知識を身につければ、不安はなくなり自信をもって工務店選びができるようになりますよ。
この記事では、
工務店選びで失敗しない方法 を解説します。
- 失敗しないために知っておいたほうがいいことの解説
- 信頼できる工務店の見分け方
も解説していくので、工務店選びの参考にしてくださいね。
工務店選びで失敗しないためには・・・
結論、工務店選びで、失敗しないために大切なことは、
知識をつけること と
複数の工務店に納得いくまで聞くこと です。
工務店は情報が少ない
工務店は、ハウスメーカーと比べて、価格・施工技術・品質・アフターフォローなど事前に分からないことが多い。
ハウスメーカーなら、口コミも充実しているし、自社で運営しているHPや広告だってあります。
でも工務店はそういった情報がないことが少なくありません。
判断材料がないから、どこの工務店にすればいいのか決めるとき困りますよね。
工務店は、会社ごとの違いが非常に大きい
次の表は、ハウスメーカーと工務店の特徴の表だよ!
ハウスメーカー | 工務店 | |
---|---|---|
自由度 | ▲ | ◎ |
品質 | ◎ | ▲ ~ ◎ |
システム化 | ◎ | ▲ ~ ○ |
工期 | ◎ | ▲ ~ ○ |
アフターサービス | ◎ | ▲ ~ ○ |
性能(断熱・気密・構造) | ○ ~ ◎ | ▲ ~ ◎ |
設計力 | ○ | ▲ ~ ◎ |
価格 | ▲ ~ ○ | ○ ~ ◎ |
表のとおり、工務店は会社によるばらつきが大きく、▲ の会社もあれば、 ◎の会社もある。
いい会社に当たれば、素晴らしい住宅を自由度高く建てられますが、その逆もしかり。
ではどうやって、いい工務店を見つければいいのか。
その方法がこちら。↓
- 住宅に関する知識をつける
- 自分が納得いくまで複数の工務店に聞く
知識をつけて、複数の会社に自分で聞いて、いい工務店かどうかを判断するのが大事。
住宅に関して分からないことが多いままだと、工務店の人と話しても不安は消えません。
その工務店にお願いしていいか、自分で判断できるように知識をつけておきたいところです。
工務店選びのときに、知っておきたい3つのこと
これを知っておけば後悔しないという、3つの大切なことがあるよ!
- 住宅の価格相場
- 家の性能
- アフターフォロー
考えておきたい① 住宅の価格相場
1つ目に、住宅価格の相場観を身につけておきましょう。
相場観を身につけておくことで、この工務店は割安なのか割高なのかの判断ができます。
いくらかけると、どんな家になるのかのイメージをもつ
まずはどのくらいの金額をかければ、どのくらいの家が建つのかというざっくりとしたイメージをもっておくことが大事です。
金額ごとの家のイメージ(建物のみの金額)
コンパクトな大きさでシンプルな外観と間取りで、性能を抑えめにした家
叶えたい要望とコストカットのメリハリをつけた家
インテリアや性能面にこだわって、延床40坪以上の広さがある家
ハイクラスな設備にこだわった家
まずは、1,000万円から4,000万円までの、おおまかな建つ家のイメージをもっておきましょう。
家の広さの他に、窓や壁の断熱材、屋根材、キッチン・風呂・洗面台・トイレなど、各種設備の機能を上げていくことで、金額はだんだんと上がっていく感じです。
ざっくりこんな感じと思っておけば大丈夫!
この設備ならこのくらいの値段という感覚を身につける
ざっくりした価格が分かったら、もう少し詳しく相場観を身につけていきましょう。
おすすめなのが、
住宅の完成見学会に、たくさん足を運ぶこと
完成見学会に行ったら、「この家の建築費用はいくらですか?」と聞きましょう。
費用を聞くことで、
- 自分の予算では、どんな家が建てられるのか
- どういった設備をつけると費用が上がるのか
- どこの工務店なら、自分の理想の家に近づけられるのか
が分かってきます。
聞いていくうちに設備にも詳しくなっていって、
「この設備絶対つけたい!」「これはわが家には不要かな」とお金以外の知識も身についていきます。
住宅展示場のモデルハウスではなく、完成見学会にいくのがおすすめ。
なぜなら、住宅展示場は高級な仕様になっていることが多く、実際に私たちが家を建てる仕様とは少しかけ離れているから。
完成見学会に、たくさん足を運ぼう!
考えておきたい② 家の性能
2つ目に、施工技術・品質についても、ある程度詳しくなっておきましょう。
良い工務店を探すにはまず、どんな家を「性能がいい家」というのかを知っておかなくてはなりません。
性能がいい家かといえば、冬でも暖かいとか!耐久性があるだとか!いろいろだよね!
家の性能は数値で表せるものがあるよ!
施工技術や品質は、数値で表すことができます。
特に重要な数値は次のとおり。
- Q値(熱損失係数)
-
熱をどれくらい失っていくか。住宅の断熱性が高ければ数値が下がる
- UA値(外皮平均熱還流率)
-
家の外にどのくらいの熱が逃げやすいか
- C値(気密性能)
-
すき間の面積 少ない程高気密な家
これらの数値がいいほど、「性能がいい家」だといえます。
夏に涼しく、冬に暖かい、光熱費を抑えられる住宅である、高気密高断熱住宅。
高気密高断熱の住宅には、それぞれ以下の数値が必要だといわれています。
Q値 | UA値 | C値 |
---|---|---|
1.6以下 | 0.46以下 (寒冷地の理想値 0.20以下) | 1.0以下 (寒冷地の理想値 0.1以下) |
お願いしようとしている工務店が建てている住宅が、これらの数値よりもよい値の家を建てている情報がとれれば安心ですよね。
一方で、自社の数値を把握していない工務店もあります。
しっかりと把握できている会社のほうが安心なので、必ず契約前に確認しておきましょう。
担当の方に「住宅のQ値はどれくらいですか?」と聞いてみよう!
この他にも、
- 夏の日射遮蔽 冬の日射取得に対する考え
- 耐震等級
- 空調設備の考え方
といった家の性能に関して、どれくらいのこだわりをもってつくっているのかも、聞き取っておきたいところ。
この工務店は信頼できる相手なのか、判断するための材料にできます。
わたしは聞きたい内容を紙にまとめて、一つずつ工務店の方に回答してもらいました。笑
考えておきたい③ アフターフォロー
3つ目は、アフターフォローについて。
アフターフォローがあるかどうかも事前にしっかり確認しておくことが大事!
工務店はハウスメーカーと比べて、その土地の気候や風土を理解しているため、家づくりもその土地に合ったものをつくるのが得意といえますが、
アフターフォローに関していえば、体系化されていない場合が多いです。
不安な場合は、契約時の取り決めを確認し、事前に次のことを相談しておきましょう。
- 困りごとが起きたときに、すぐに駆けつけてくれるのか
- 定期的な無料点検はあるのか
- メンテナンス体制は万全か
新築時は何かとトラブルが起きます。数年経ったあとに欠陥に気づくこともあります。
柔軟に対応してくれる工務店選びをしていきましょう。
わたしはいろいろな工務店と話をし、安心して任せられる工務店を見つけることができたよ!
複数の工務店に納得いくまで話を聞こう
住宅に関する知識がついてきたら、いよいよ工務店選び。
工務店を決めるときには必ず、
複数の工務店から話を聞きましょう
まちがっても、一つの会社だけに話を聞いて決めてはいけません。
なぜなら、一つの会社だけでは比べようがないから。
あなたの住んでいる地域にも、たくさんの工務店があるはずなので、
気になった工務店にはしっかり話を聞いて、納得できる会社に家づくりをお願いするようにしてくださいね。
何人もの話を聞くのは本当に大変。でもこれが本当に重要!がんばって複数に聞いてくださいね!
身につけた知識が、話を聞くときに生きてくる
話を聞くといっても、ただ闇雲に聞いていてはいけません。
前段で紹介した、考えておきたいことを中心に、工務店の方に質問するのがおすすめ。
- 夏涼しくて冬に温かい家がいいのですが、Q値はどのくらいですか?
- 今までに建ててきた家の金額はどのくらいですか?
- アフターフォローは?
こんなふうに質問することで、どこの工務店が一番自分にとっていいのかを考えて決めましょう。
まとめ:知識をつけて、いい工務店かどうかを自分で判断しよう
この記事では、工務店選びで失敗しない方法を解説しました。
失敗しないために大切なことは、
知識をつけること と
複数の工務店に納得いくまで聞くこと です。
工務店選びでとくに気をつけて確認しておきたいことは次の3つ。
- 住宅の価格相場
- 家の性能
- アフターフォロー
住宅会社選びは、後悔しない家づくりの最初の一歩であり、大事な一歩。
後悔しない家づくりのために、工務店選びに全力をつくしてくださいね。
あなたが素敵な工務店と出会えることを願っています。