- 戸建てのコンセント位置で迷っている
マイホーム計画中、コンセントをどこにつければいいか迷いますよね。
コンセント位置は、思い通りにできるからこそ、後悔が非常に多いポイントです。
しっかり考えずに決めてしまうと、大きな後悔になりかねない…
わたしはブログやInstagramで、コンセントの後悔の記事を50記事以上読みました。
その情報をもとに家を建て、コンセントの失敗を1か所に抑えることができました。
この記事では、次の3つのことを解説していきます。
「この記事を読んでおけば、コンセントの失敗はかなり減らせる!」といえるページになっています。
自分と家族にぴったりのコンセント位置を考えて、後悔のない家づくりをしていきましょう。
知っておくべきよくある後悔ポイント
コンセントをどこにつけるかを具体的に決める前に、知っておくべきことがあります。それがこちら↓
- コンセントは迷ったらつけておく方がいい
- ○○な場所は避ける
- ○○の中にコンセントをつける
- 使う家電を考えて高さを決める
①迷ったらつけておく方がいい
コンセントは、迷ったらつけておくのがおすすめ。
理由は、
今後どんな家電が普及するのかは予想できないから
後からコンセントを増設してもらうのは、工事費に10,000円〜20,000程度かかる。
一方最初から付けるなら一か所、5,000円前後。
家を建てた皆さんの意見を調べていても、
「コンセントが多くて後悔。」という声を聞いたことがありません。
場所を間違えたり、使いたい場所になかったりする方が後悔の元。
コンセントは多めにつけておくのが、後悔をなくす重要なポイント!
②〇〇な場所は避ける
コンセントをつけるのに、避けた方がいい場所があります。
それがこの2つ。
- 目につきやすい場所
- 壁づけの家具を置く場所
1 目につきやすい場所は避ける
コンセントは、目につきやすい場所は避けるべき。
なぜなら、見栄えの問題があるから。
コンセント自体は壁にあってもそこまで主張はしません。
しかし、コードが刺さったコンセントの見た目は、あまりいいものではありません。↓
ぐちゃぐちゃのコードは、お世辞にもかっこいいとは言えないね
使いやすさはもちろん重要ですが、お部屋をすっきりさせるのも大切にしたいですよね。
こんな場所にコンセントをつけるのは避けた方が無難。
- 部屋の中央
- よく目に入りそうな壁
- おしゃれにデザインしたい棚の上
どうしてもつけたい場合は、隠せる場所につけるのがいいね!
2 壁づけの家具を置く場所は避けるべき
コンセントは、壁づけする家具を置く場所も避けたいところ。
理由は、
コンセントが隠れて使えなくなってしまうから
なので、事前に家具を置く場所を決めておきましょう。
家具や家電によっては、あえて真後ろにコンセントをつけることで、陰にコンセントを隠して使える場合もあります。
隠して使えると、コードが見えなくなってすっきり。
家具の場所を事前に決めておくのが、コンセントの位置決めでは重要になります。
家具を置くかどうか判断する方法は、このあと解説するコンセント位置総まとめで詳しく解説しています。
③〇〇の中にコンセントをつける
3つ目は○○の中にコンセントをつけること。
鏡の中、引き出しの中などにコンセントをつけることで、便利ですっきり使えます。
他の例は以下のとおりです。
- 鏡
- 引き出し
- 収納
- 階段下
- 床下収納
- ニッチ
これらの中につけると、具体的にどうなるのか解説していきます。
例えば、洗面台の鏡の中にコンセントをつければ、
- 電動歯ブラシ
- シェーバー
をしまったままで充電できます。
収納の中にコンセントがあると、
- デジカメ
- iPad
- モバイルバッテリー
といった小さめの家電を収納しながら充電できます。
収納内で充電すれば、コードが見えなくなり、すっきり。
そして、コンセントの抜き差しをする必要もないのでラクですよ。
④使う家電を考えて高さを決める
4つ目は、使う家電を考えて高さを決めること。
一般的なコンセントの高さは、床から25㎝。
床から25㎝が標準になっているのは、
- 床にコードをはわせて使うため
- コンセント部分に足をひっかけにくくするため
基本は、床上25㎝にしておけば使いにくいことはほぼありません。
ただし一つ注意すべきことが、
使うものによって、最適な高さは変わる ということ。
例えばデスク下を見てみましょう。
机の上にコンセントをつけたら見栄えが悪いため、床から25㎝のところに設置してあります。
ここ、ちょっとした後悔ポイントです・・。
もう少し高い位置にしておけば、配線をもっとすっきりできた…
デスク下は床から25㎝ではなく、デスクの10㎝下がベストな高さでした。
こんな感じで、配線の仕方によってコンセントの最適な高さは変わってきます。
- 棚の上
- 机の上・下
- 冷蔵庫・洗濯機・エアコン用
これらの場所は、特に注意深く高さを決めましょう!
家電を使う場所では配線がどうなるのかも、よく考えてコンセント位置を決める
【総まとめ】コンセント位置を決める!
それでは、いよいよコンセント位置を具体的に決めていきましょう。
- 迷ったらつけておく
- 【目につきやすい場所】【家具を置く場所】は避ける
- 【引き出し】【収納】の中にコンセントをつけると片付けが楽
- 使う家電を考えて、最適な高さにする
この4つを頭に入れて、下の家電総チェック表を見てみましょう。
まずは自分の家で使いそうな家電をすべてチェックします。
- アロマポッド、アロマディフューザー
- スタンドライト
- コード付き掃除機
- 高圧洗浄機
- クリスマスツリーなど飾り付けイルミネーション
シューズクローゼット
- 靴乾燥機
- 除湿器
- 高圧洗浄機
家電総チェック表を見て、自分の家で使いそうな家電をチェックしていってください。
チェックが終わったら、部屋のどこでその家電を使うかをじっくり考えていきます。
こんな感じで具体的に使う場所を考えていきます。
家電の場所を考える作業が一番重要で一番大変。ここを頑張って乗り越えよう。
間取り図だけでイメージするのは本当に難しいから、マイホームデザイナーを使ってみるのがおすすめだよ♩
間取り図だけを見ながら、コンセントの位置を決めていくのはなかなかに大変です。
イメージが難しいときは、3Dマイホームデザイナーが使えます。
【わが家のコンセントを紹介】後悔ポイントと注意点を解説
ではわが家がつけてもらったコンセントを紹介していきます。
実際の施工例が見られると、イメージがわいて、参考になるかと思います。
それではいきましょう!
玄関
まずは玄関。
わが家は玄関に、コンセントがありません!
見栄えを重視して、玄関にコンセントはつけませんでした。
玄関で電化製品は使っていないので、不便は特にないです。
今のところ、玄関でコンセントを使う機会はないよ〜!
もしも電動のアロマポッドや電気装飾などを使いたいなら、つけておいてもいいかもですね。
わが家の場合、玄関横にシューズクローゼットがあって、そっちにはコンセントがついています。
シューズクローゼット
ぬれたものを置きがちのシューズクローゼットには、お掃除や乾燥のための家電を置く可能性が高い。
わが家はシュークロに一ヶ所コンセントをつけました。
ただしこちら、まだ一度も使っていません。(笑)
いつか使う日がくるはずと思い、後悔はないです。
備えあれば憂いなし!笑
リビング
リビングは、写真の○の位置につけました。
ソファの周辺にコンセントがあると、スマホの充電などに使えて便利ですよ。
ソファの床下に設置しようと思ってたけど、ほこりが溜まりやすいらしいので、小上がり横につけたよ!
写真の白矢印のコンセントは、よく目につく場所なので、真鍮のコンセントを施主支給しました。
右上の天井近くのコンセントは、エアコン用です。
エアコン用のコンセントは100Vと200Vが選べます。
大きい帖数対応のエアコンなら200V、小さい帖数は100V。どのくらいの規模のエアコンをつけるかを事前に考えておきましょうね。
ダイニング
ダイニングテーブル近くには、絶対コンセントが必要だと思い、キッチン横につけました。(白矢印)
こちら、ダイニングで電気を使うときの必需品です。
ここのコンセントの中で、一番便利さを感じているよ!
たこ焼きパーティや鍋のとき、ダイニングで電気を使うときに活躍しています。
ダイニング横なら、コードが床にたれないので、足をひっかける心配がないのも嬉しいポイント。
小さい子どもがいても安心して使えますよ。
キッチン
キッチンは後ろのカップボード、調理中の手元にコンセントがあります。
使う家電を事前に考えて、必要な分だけ配置しました。
手元のコンセントは、ハンドミキサーを使うときに便利です。
お菓子づくりが好きだから、ここのコンセントは絶対ほしかった!
キッチンの前面収納の中にも、コンセントがあります。
ipadやデジカメを充電しながら、収納しておけて便利だよ
洗面所
洗面所のコンセントは、特にこだわりました。
写真の白い丸の部分がコンセント設置場所です。↓
外側に一ヶ所。(左側のはちの後ろ)
鏡の中には、電動歯ブラシの充電用についています。↓
引き出しの中には、ドライヤーとヘアアイロンのコンセントがついています。↓
引き出しの中にコンセントがあると、コードをいちいち抜き差しする必要がないので、すぐに使えてすぐにしまえます。
毎日の使いやすさを考えて設置したよ。使うものを事前に決めておくのが大事だね!
脱衣所
脱衣所には掃除機用の小部屋があり、そこに掃除機用のコンセントを設置してあります。
反対側の壁には、除湿器やアイロンを使うときのために、一ヶ所ついています。
今のところ使ってない
トイレ
トイレは、便器の陰にコンセントがあります。
回り込まないと見えない位置にしてあります。
さしっぱなしにするコンセントを隠すのは、全体がすっきりして見えるのでおすすめだよ!
書斎
書斎は見える位置のコンセントをなくし、すべてデスク下に設置してあります。
机に穴をあけて、下にコードを通しています。
コンセントは机横の棚の中や、机下に3ヶ所あります。
たこ足配線にならないよう10個つけました。
配線が多い部屋では、コードを見えにくくする工夫が大切!
寝室
寝室は枕元にコンセントがついています。
寝室に入ったときにコンセントが目立たないように横の壁につけました。
正面の壁よりも、コンセントを隠しやすいよ!
両側についているので、家電をどちら側にも置けます。
インターホンの子機を置いたり、スマホ充電に使ったりしています。
階段下収納の中
階段下収納の中には、以下のコンセントをつけました。
- 壁掛けテレビ周りの電源
- ロボット掃除機の充電
階段下は基本的にお客さんは入らない場所なので、コンセントとコードがたくさんあっても気になりにくい。
見えない場所にコンセントを隠すことで、リビングがすっきりに♩
屋外
電気自動車の充電用コンセント(200V)を設置してあります。
違う壁面には、バーベキューや外壁洗浄のためのコンセントをつけました。
まとめ:順番にじっくり考えていけば、後悔はなくせる!
コンセントの位置で後悔する人は非常に多いです。
それだけ、事前に生活をイメージしておくのが難しくて大変だということ。
わたしはものすごく考えて準備したつもりでしたが、書斎のデスク下と踊り場の2箇所だけ後悔しています。悔しい!
これから家を建てるあなたには、ぜひ「コンセント位置で後悔が一つもない!」なんて偉業を成し遂げてほしいなと思います。
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