- どんな回遊動線にしようか迷っている
なんとなく回遊動線に憧れてはいるけど、変なところを回遊させて後悔したくないですよね。
この記事では、
- わが家が取り入れなかった回遊動線
- わが家が採用した回遊動線
をの2つを紹介します。
どうしてその場所に取り入れなかったのか、どうしてその場所は採用したのかといった理由を解説します。
あなたに合った回遊動線を見つける参考にしてみてくださいね。
よく採用される回遊動線
回遊動線と一口にいっても、動線の繋げ方はさまざまです。
よく採用されている回遊動線は次のとおり。
よく採用される回遊動線 | 便利になること |
---|---|
【キッチン→脱衣所】 | 料理をしながら洗濯できる |
【脱衣所→ウォークインクローゼット→リビング】 | 洗濯ものを片付けやすくでき、着替えやすくできる |
【玄関→洗面所】 | 帰宅後すぐ手洗いできる |
【玄関→お風呂】 | 汚れて帰ってきた子どものために |
【玄関→パントリー→キッチン】 | 買ってきた食材をすぐにしまえる |
【玄関→クローゼット→洗面所】 | 着替えてすぐ出かけられる |
【パントリー→キッチン→リビング】 | パントリーにアクセスしやすい |
【寝室→トイレ】 | 夜間のトイレや介護で使いやすい |
【寝室→ウォークインクローゼット】 | 起きてすぐ着替えられる |
わが家がやめた回遊動線
わが家が悩んだ末にやめた、回遊動線は次の3つです。
①【キッチン・脱衣所間】の回遊動線
やめた回遊動線の一つ目は、「キッチンと脱衣所をつなぐ」回遊動線。
キッチンから脱衣所へいくには、洗面所をとおる必要があり、結構な距離がありました。
ショートカットできれば、距離が大きく縮まります。
料理をしながら洗濯できるようになり、効率的に家事がこなせるわけです。
ですが、この回遊動線をやめた!
当初は”あり”の間取り図で計画が進んでいましたが、最終的には左側の”なし”の図になりました。
回遊動線をやめた理由は2つ。
- お風呂の入口がリビングから見えてしまう
- キッチン背面の大容量収納がほしい
お風呂の入口がリビングから見えてしまう
あらためて、こちらの間取り図を見てください。
お風呂の出入り口、丸見えですよね…!
ドアがついているので隠せますが、いちいち閉めるのは面倒。
ドアがあったとしても、裸でドアの前に立つのは何となくわたしは落ち着かない…。
脱衣所は奥まっていた方が、安心感があり、プライベートな感覚が保たれます。
キッチン背面の大容量収納がほしい
キッチン後ろに通路をなくしたことで、大容量の収納がつくれました。
わが家でキッチン後ろに収納しているものはこちら。
- 調理器具
- 食器
- 冷蔵しない食材
- 調味料
- 掃除用具
- 洗剤のストック
- ゴミ袋
- エプロン
- 文房具
- 料理本
これらを全部入れているので、収納の中はいっぱい。
収納がたくさんあると便利に使えるし、家がすっきりします。
収納がたくさんほしいなら、キッチン後ろには動線をつくらず、収納のためのスペースにしておくのが使い勝手がいいかも。
キッチン・脱衣所間の回遊動線はわが家にはいらない
キッチンから脱衣所へ直接アクセスできることは、どのくらい重要かを考えました。
夫婦で話し合った結果、「回遊できると便利だけど、なくてもいい」という結論で、この回遊動線はやめることに。
実際住んでみて、回遊できたらよかったと思うことはなく、大満足!
わが家は家族が入浴した後、夜中に洗濯乾燥をして、早朝に衣類を片付けています。
料理をしながら洗濯することが、今のところないので、やめてよかったです。
「わが家は料理と洗濯、両方いっぺんにやるかも…!」と思うなら、この回遊動線はあり
②【ウォークインクローゼット】の回遊動線
やめた回遊動線の二つ目は、「回遊できるウォークインクローゼット」。
ウォークインクローゼットを通り抜けできるようにするのも、人気の間取りです。
- 洗濯ものを片付ける動線
- 着替えをする動線
この二つの動線をつなぐには、ウォークインクローゼットを回遊できるようにするのが効果的といえます。
動線はこんな感じ。
ウォークインクローゼットを回遊できるようにすることで、毎日の生活が効率的になります。
だけど、この回遊動線もやめた!
わが家がウォークインクローゼットの回遊をやめた理由がこちら。
- クローゼットを脱衣所にもつくったから
クローゼットを脱衣所にもつくったから
わが家はウォークインクローゼットとは別に、脱衣所にもクローゼットをつくりました。
写真左側のクローゼットに洗濯後の衣類を収納します。
現在は、子どもたちの衣類がメインになっていますが、ゆくゆくは夫婦二人の衣類を収納する予定。
脱衣所の奥には、家族全員分のパジャマや下着などを収納しています。
お風呂から出たあと、ここですぐに着替えられるのが便利です。
わが家の場合、脱衣所のクローゼットに収納できるので、
洗濯物を運ぶ手間がありません。
なので、回遊できるウォークインクローゼットの採用はやめました!
脱衣所にクローゼットをつくる余裕がなさそうなら、回遊できるウォークインクローゼットも絶対便利
脱衣所クローゼットの詳しい情報はこの記事で解説しています。
③【寝室・2階ウォークインクローゼット】の回遊動線
わたしがやめた回遊動線の三つ目は、「寝室・2階ウォークインクローゼット間の回遊動線」。
寝室のとなりにはウォークインクローゼット(納戸)があります。
起床してすぐに着替えられるので、寝室から直接アクセスできるようにすると便利。
でも、この回遊動線もやめた!
その理由は2つ。
- 起きてすぐ着替えないから
- 寝室は落ち着く空間にしたいから
起きてすぐ着替えない
わが家は、着替えは出かける準備の一番最後にする派です。(お恥ずかしながら、家ではずっと部屋着…)
なので着替えは1階のウォークインクローゼットでします。
1階で着替えるため、寝室からウォークインクローゼットへの回遊は不要に。
寝室横のウォークインクローゼットは、布団や季節ものの飾りを置いたりしています。
寝室は落ち着く空間にしたい
寝室にドアが二つあったり、通路があったりすると、神経質なわたしは少し落ち着きません…。
寝室を落ち着く空間にしたいなら、回遊動線をつくらない方が私はおすすめ。
起きたらすぐ着替えるルーティンで、入口が二つあるのが気にならないなら、回遊させてもよい
わが家が唯一採用した回遊動線
つぎは、わが家が採用した回遊動線紹介!
わが家がただ一か所、回遊動線をつくったのが、
【パントリー・リビング・キッチン】の回遊動線
【パントリー・リビング・キッチン】の回遊動線
わが家が唯一取り入れた回遊動線が「パントリーの回遊動線」。
(パントリーとは、キッチン横の食器や食品をしまう小部屋のこと)
わが家はパントリーに冷蔵庫を置いています。
冷蔵庫は毎日、何回も使うものなので、アクセスしやすい方がいいよね!
キッチン側からもリビング側からもアクセスできるよう、回遊できるパントリーにしました。
間取り図のとおり、下側のリビングからも、右側のキッチンからもパントリーに入れます。
写真ではこんな感じ。
パントリーを回遊できるようにしたことで、よかった点は以下の通りです。
- リビングで過ごしているとき、のどが渇いたり小腹がすいたりしたらパントリーにすぐ行ける
- 料理中キッチンからも、すぐ行ける
- 買ってきた食材を冷蔵庫にしまいやすい
- 子どもがぐるぐる走り回って遊べる
- 適度に隠れた空間になって、多少散らかっても気にならない
- (子どもに隠れておかしが食べられる)
- (子どもとかくれんぼできる)
最後の方、回遊関係ない…笑
回遊動線のデメリットは、落ち着かない空間になったり収納が減ったりすることでした。
わが家のパントリーの場合、そのデメリットはそれほど問題ないがないんです。
リビング側に壁をつくれば収納量は増しますが、リビングからアクセスできなくなるのは考えものですよね。
回遊できる便利さと、収納量やプライベート感を比べて、自分の生活に合った間取りを考えていきましょう。
冷蔵庫をパントリーに隠す活用法について詳しくは解説した記事はこちら。
まとめ:自分に合った回遊動線をつくろう
この記事では、わが家がやめた回遊動線と採用した回遊動線について紹介しました。
悩んだすえにやめた回遊動線は次の3つ
- 【キッチン・脱衣所間】の回遊動線
- 【ウォークインクローゼット】の回遊動線
- 【寝室・2階ウォークインクローゼット】の回遊動線
取り入れた回遊動線は、
【パントリー・リビング・キッチン】の回遊動線
どこに回遊動線を取り入れたらよいのかは、
- 家族構成
- 生活のスタイル
- モノの量
によって変わってきます。
あなたに合った回遊動線を考えて、後悔のない家づくりをしよう!