- 新築住宅で、おしゃれで快適な寝室をつくりたい
- 寝室のみんなの後悔ポイントを知って、失敗を回避したい
1日の疲れを癒す「寝室」は、こだわりの空間にしたいよね!
寝室づくりには意外な落とし穴がいろいろある…!寝室づくりで役立つ記事を書いたよ!
後悔しないように、いろいろこだわってつくった、わが家の寝室がこちら↓
この記事では、
- 寝室づくりのよくある後悔とその対策
- わが家が寝室でこだわったポイント
を解説していきます。
1日のはじまりと終わりを過ごす寝室は、快適さを大切にしたいですよね。
注文住宅検討中の方で、快適な寝室をつくりたいなら、ぜひ参考にしてください。
リラックスできて便利に使えると、心も体も休まる空間になるよね
快適な寝室をつくるために大切なポイントは次の4つ。
- 音が響かず静か
- ちょうどいい温度
- 心地よい照明
- 便利に使える
寝室のよくある後悔と一緒にポイントを解説していくよ!
快適な寝室① 音が響かず静か
寝室の後悔ポイントとしてよ〜〜く挙げられるのが、音の問題。
- 洗濯機の音が寝室まで響く
- リビングの声が響くようで静かにしないと子どもが起きる
- 道路を通る車の音がする
- 雨音が気になる
つまり「寝るときにうるさい…」という後悔が多数…。
ゆっくり休みたい寝室で、静かであるのはとても重要ですよね。
さわがしい寝室にはしたくないよね…
睡眠の邪魔になるかもしれない音をまとめると次のとおりです。
- リビングのTV音・話し声
- 洗濯機・食洗機・ロボット掃除機などの家電の音
- 階段上り下りの足音
- トイレを流す・ペーパーホルダーの音
- 子ども部屋から聞こえる音
- ドアを開け閉めする音
- ガルバリウム屋根の雨音
- 道路を通る車の音
それぞれ詳しく見ていくよ!
話し声や家電の音|1階寝室はとくに注意!
静かな寝室にするためには、
- リビングのTVや話し声
- 洗濯機・食洗機・ロボット掃除機など家電の音
これらの音がもれないか、事前に考えておきたいところ。
具体的な場面でいうと、
- 夫の友人が集まって夜に家飲み会
- 夜のリビングで映画鑑賞やテレビゲーム
- タイマー設定で深夜に家電を動かす
こんな場面がありそうなら、リビングの近くに寝室をつくるのは避けた方が無難かもです。
寝室を1階で考えているなら、特に注意しておきましょう。
1階寝室にすると、リビングやキッチン、脱衣所からの距離が近くなり、生活音が聞こえやすくなります。
静かじゃないと子どもたちが寝付けない。子育て世帯は特に気をつけたいね…!
深夜の方が電気代が安いし、家電を置く場所と寝室は離しておきたいね。
1階寝室はメリットもある
1階寝室は生活音がもれやすいものの、次のようなメリットもあります。
- 居室から寝室までの距離が短い
- 寝室から来客対応しやすい
- 階段上り下りがなく、子どもでも安全
- 老後の生活も安心
子どもたちや老後の自分が安心安全に暮らせるのはいいですよね。
自分のしたい暮らしや家の広さ、間取り計画と合わせて、寝室を何階につくるか検討しておきましょう。
小さい子どもの階段上り下りは、心配で仕方なくて目は離せない…
階段を上り下りする足音
階段の上り下りは、どうしても足音が響きます。
寝室を階段の真横にすると、寝室にトントンという足音が響く可能性が高いです。
特に注意したいのが、
- 吹き抜け
- リビング階段
の間取りのお家。
これらを採用するなら音が響く覚悟はしておいた方がいいかも・・・
少しでも音を抑えるためには、寝室を階段のとなりにせず、階段の奥側にしたり離したりするのがよいでしょう。
吹き抜け&リビング階段のわが家は、階段奥側に寝室をつくったよ
子どもが寝てるときは足音に気をつけて上り下りしてるけど、今まで足音で起こしてしまったことはないよー♩
トイレの音にも注意
- トイレの流す音が思いのほか大きくて、寝室まで響くから、夜間に使うのが気をつかつ…
トイレの水を流す音も、夜間には結構響きます。
2階トイレの場合、1階から水を押し上げるので、流す音が大きくなりやすいです。
寝室近くにトイレを設置するのは避けた方がよさそう。
間取りの関係でやむを得ないなら、間にクローゼットを挟めば音を緩和できます。
夜のトイレで寝ている家族を起こしてしまうのはいやだよね・・・
わが家は寝室とトイレの間にウォークインクローゼットをつくったよ。音は聞こえるけど、起こしちゃうほどではなかったよ
子ども部屋のとなりはいまいち?
寝室の位置は、子ども部屋のとなりも避けた方がよさです。
- 寝室を子ども部屋のとなりにしたのが失敗だった…
子どもが小さいうちは寝室で一緒に寝る場合が多いですが、問題は子どもが小学校高学年以上になってから。
寝室のとなりに子ども部屋があると、子どもが思春期になったときにさまざまな問題が出てきます。
- 受験期に気をつかう
- 夜に友人を呼んだら騒がしくて寝られない
- 子どもが友人や交際相手と電話をしにくい
- 夫婦の営みに影響が出る
子どもの遊びに関しては、「むしろ制限できた方がいい」という考え方もありますが、一定のプライバシーは確保されていた方が親子ともども気持ちよく暮らせるはずです。
子ども部屋は寝室を離せない場合は、収納や家具を間に挟むことで音を緩和させるのがよいでしょう。
階段・トイレ・子ども部屋と寝室は、離すのがベストだね!
わが家は全部離すのは無理だったから、娘の部屋をとなりにしたよ。息子よりは娘の方がとなりでもいいかなと思って!
見落としがちなドア開け閉めの音
設備でも音が響かないように注意したいポイントがいくつかあります。
まずは寝室のドアに注目。
寝室ドアは、開き戸がおすすめです。
開き戸は一般的な「THE ドア」って感じだね
一方で注意しておきたいのが、横にスライドする「引き戸」です。
引き戸は音がもれやすい!
引き戸は音もれしやすく、開け閉めのたびにガガーっと音がなります。
また、すっと素早く閉めるのも難しいので、廊下の光が暗い寝室をがっつり照らしてしまうことも・・・
寝室は家族を起こさないようにそっと入る機会が多いので、音漏れせず静かに開閉できる戸を選びましょう。
屋根から伝わる雨音にも注意
屋根に落ちる雨音にも注意。
「ガルバリウム鋼板」は、スタイリッシュでサビや汚れに強いと人気の高い屋根材です。
でもこのガルバリウム屋根、雨音が響くというデメリットがあります。
ガルバリウム屋根のお家の住宅見学会で、たしかに雨の音が大きいな〜と感じたよ
睡眠中は雨音も気になるなら、屋根材も考えておきたいね!
周辺環境を考えて寝室を配置
「道路を通る車の音がうるさくて眠れない・・・」
こんな事態をさけるために、周辺環境にも注意しておきたいですね。
交通量の少ない土地選びが大事になってきますが、とはいえ都合のいい土地が見つかるとは限りません。
交通量の多い道路が近くにあるなら、寝室の位置を道路と離しておくと、聞こえる音をやわらげることができます。
快適な寝室② ちょうどいい温度
続いて部屋の温度について。
ちょうどいい室温が保たれることも、快適な睡眠のためには重要ですよね。
暑くて寝苦しいとか、布団をかぶっても寒いのはやだよね…
窓の大きさ・性能に注意
夏に窓から入る熱の割合は約70%と言われています。
冬も50%の熱が窓から逃げていきます。
窓はそれだけ部屋の温度に大きな影響を与えるということ。
「寝室の窓は大きい方が気持ちいい!」と、断熱や遮熱を考えずに大きくしてしまうと後悔の元になるかも。
冷暖房代が高くつくかも…
寝室は夜寝るだけで、陽当たりの優先度が高くないなら、
- 寝室を東・北側にする
- 窓を小さめにする
ことでコスパよく快適な温度を保ちやすくできます。
「大きい窓がどうしてもほしい」なら、断熱性の高い窓や遮熱機能のあるカーテンを選んで、対策をしておきましょう。
寝室の温度を快適にするために、窓は重要だね!
寝室からベランダにつながる引き違い窓や西日が入る窓が寝室にあるなら注意だよ!
エアコンの風が直接当たらないように
寝ているときにエアコンの冷風が体にあたると、眠りの質が悪くなるし体にもさまざまな悪影響が出ます。
寝室を考えるときには、エアコンの位置に気をつけておきたいところ。
わが家は足側の壁にエアコンを設置しました。↓
ベッドの方に直接当たらないし、ドアの方を向いているので、2階の他の部屋にも風がいくようにと考えました。(北海道住みで、各部屋にエアコンをつけるほどじゃないけど、夏場はそれなりに暑いため)
どうしても直接風が当たってしまう場合は、風向きを上向きにして体に直接当たらないようにしよう!
快適な寝室③ 心地よい照明
快適な寝室にはリラックスできる心地よい照明も大切ですよね。
照明は見た目で選んでしまいがちですが、機能性も考えて照明選びをしていきましょう。
実際住んでみて、寝室の照明選びって大事!と強く思ったよ
ダウンライトはまぶしい
ダウンライトとは、天井に埋め込みのライト。
すっきりして見えるのが特徴で、部屋に複数設置して使うのが一般的なライトです。
しかし寝室は、やめておいた方がいい…!
なぜならダウンタイトは、見上げるととてもまぶしいから。
ダウンライトの下で仰向けに寝転がると、めちゃくちゃまぶしいです。
寝室はダウンライトではなく、部屋全体を照らす照明やまぶしくない間接照明の使用がおすすめです。
寝室は天井を見上げても眩しくない照明計画が大事だね…!
シーリングライトもほぼ使わないかも
寝室はシーリングライトなどの全体を照らすライトはほぼ使わないかもです。
例えば、
- 寝室にTVを置いてごろごろ過ごしたい
- 寝室でまったり漫画を読みたい
- 寝室で子どもを遊ばせたい
こういった思いがないなら、寝室に部屋全体を明るく照らすライトは使う機会はほぼありません。
全体を照らす必要がある場面は、次のときくらい。
- 夜に寝室に掃除機をかける
- 夜に洗ったシーツを取りつける
わが家は天井付けのペンダントライトと、壁付け手元灯の2灯を寝室に取り付けました。
ですが全体を照らすペンダントライトを付ける機会はあまりないです。
寝る前に子どもたちに絵本を読むときは、壁付けの手元灯の明かりで十分。
寝室で何かしら活動したいなら、明るい照明が必要だけど、あまりないよね。
おすすめの寝室照明
「寝室ですることは軽い読書くらい。リラックスできる空間にしたい」なら、
眩しくなりすぎず、やわらかな明かりで照らしてくれるライトを選ぶのがおすすめです。
- フロアスタンドライト
- 間接照明
- フットライト
- 読書灯
快適な寝室④ 便利に使える
ラクに照明が消せるのも、快適な寝室にはなくてはならないですよね。
「寝る前に電気を消す」これがどれだけ便利にできるかがものすごく重要!
スイッチのところまで行って電気を消して、暗闇の中ベッドに戻る・・・こんなことがないように対策しておきましょう。
体を動かさず消せる方法を考えておこう!
照明は動かず入切できるようにしよう
照明はベッドから動かずとも、枕元で入切できると便利です。
その方法の一つとして、三路スイッチの使用があります。(2ヶ所から入切できるスイッチのこと)
三路スイッチを使えば、「あっちで付けてこっちで消す」といった操作ができて便利ですよ。
- 寝室の入り口
- 枕元
この二ヶ所を三路スイッチにしてください。と伝えればOK!
スマートスピーカーも便利
Amazon Echo などのスマートスピーカーと照明を連携させて、声で操作できるようにするのもありです。
連携するのはそれほど難しくないので、説明書通りやれば意外と簡単にできます。
使うためには、
- スマートスピーカー対応の電球を買う
- スイッチを押すスイッチボットなどの機器を買う
といった機器の準備が必要なので、興味がある方は調べてみてくださいね!
わが家はもうアレクサなしでは生きていけない・・・
わが家の8畳の寝室を紹介!工夫は5つ
快適な寝室にするポイントを考えながらつくった、わが家の寝室をご紹介します!
テーマは「おしゃれで快適な寝室」
工夫した6つのことを解説していくよ!
- 落ち着くカラーの壁紙クロス
- 使い勝手を考えた照明
- コンセントは枕元の両側と足元側に設置
- 枕元に腰壁
- 開閉がかんたんなロールスクリーン
- 音に配慮した間取り
落ち着くカラーの壁紙・クロス【内装】
壁紙クロスは、部屋の3面に、落ち着いたグレーの、奥の1面には、少し濃いめのグレーを採用しました。
このカラーリングがお気に入り♩
落ち着いた色は、安眠効果をもたらすといわれています。
寝室には真っ白よりも、淡くカラーが入った壁紙をつかうのが落ち着いた感じが出て個人的に好きです。
また、部屋の奥側の壁にはアクセントクロスとしてグレーの壁紙を貼っています。
奥に濃い色のアクセントクロスをはると、奥行き感が出て広く見えるのでおすすめですよ。
少し濃淡の違う壁紙を選ぶと、アクセントになるし飽きにくい!
使い勝手を考えた照明
寝室の照明は、使い勝手を考えて選びました。
IKEAで買ったメインの照明と、手元灯の2灯です。
IKEAのメイン照明
寝室のメイン照明はつける機会が少ないので、比較的安価で見栄えのいいものを探しました。
電球の周りに白い囲みがついていて、ふわっと温かい光で照らしてくれます。
ライトの真下は電球が丸見えなので下に寝転ぶと眩しいですが、足元の位置なので問題なしです!
寝室にいって子どもたちと絵本を読んだらすぐに寝るから、この照明をつける機会はあまりないね
インテリアとしての意味合いが強い。寝る前にまったり過ごすときがあったら使うかもね!
手元灯は2ヶ所で入切できる【三路スイッチ】
手元灯は三路スイッチで、
- 部屋の入り口
- 枕元
の両方から入切できるようにしました。
寝室に入るときに明るくできて、横になったまま消せるから便利♩
三路スイッチじゃなかったら、暗い部屋の中を歩いて電気をつけたり、寝る前に立ち上がって電気を消したりしなきゃならないもんね
寝室の照明は、三路スイッチか声・スマホで操作できるスマート照明にするのがおすすめです!
調光できて、角度が変えられる
手元灯は、調光できて角度が変えられる、スポットライト型を選びました。
これが思っていたよりも便利で、使い勝手がとてもいい。
調光機能があると、好きな明るさに調整できるので、シーンに合わせて明かりを決められるんです。
わが家は、絵本を読むときには一番明るく、子どもたちが寝た後に少しだけ照らしたいときは、ぼんやり明るく、といった具合に使っています。
また、角度が変えられるのも便利です。
照らしたい部分を集中して照らすことができるし、上向きに照らすと部屋全体を照らす間接照明にもなります。
上向きの明かりが好きで、よくつかってるよ!
コンセントは枕の両側と足元に設置
コンセントを設置した場所は、
- 枕元の腰壁右
- 〃 左
- 足元
- エアコン用
の4ヶ所です。
枕元にあると、スマホの充電やスタンドライトをつかうときに便利ですよ。
両側にコンセントがあると、夫婦で取り合う心配がないです。
正面ではなく、左右の壁側につけるとコンセントが目立たなくていいよ!
寝室でつかう主な電化製品は以下のとおり。
- 扇風機
- サーキュレーター
- 空気清浄機
- 加湿器
- 掃除機
- テレビ
- エアコン
- スマホ充電
- 見守りカメラ
- インターホンの子機
- 布団乾燥機
- 電気毛布
わが家は、枕元のコンセントで
- スマホ充電
- インターホン子機
- 見守りカメラ
を使って、足元のコンセントで
- 加湿器
- 扇風機
を使ってます。
エアコンの風向きは足元側
エアコンのコンセントは足元側。ベッドの方に風が直接当たらないようにしました。
エアコンを寝ている間使うときでも、風が体に直接当たる心配なし。
2階全体を冷やしたいときにも使えるように寝室のドアの方に向けています。
枕元に腰壁
枕元には腰壁をつくってもらいました。
腰壁があると、スマホやメガネ、子どもの飲み物や小型のライトなど、いろんなものを置けて使い勝手がいいです。
高さは95㎝
高さは95㎝になっています。
ベッドの高さによって、最適な腰壁の高さは変わります。
わが家の場合、子どもが小さいうちはマットを床に直置きして、子どもたちが大きくなったらベッドを置こうと思っていたので、どちらでも使いやすい高さにしました。
95㎝は、床にマット直置きではちょっと高く感じますが、3才の息子は届いて、1才の娘は届かない絶妙な高さだったのが思わぬ成功でした。
水の入ったコップを置いていたら、娘がこぼしちゃうからね
奥行きは24㎝
奥行きは24㎝にしました。
奥行きは、家にある一番大きい絵本の長さを測って決めました。
絵本を置くには困らないのですが、加湿器が置くのに心もとないので、30㎝にすればよかったなと思っています。
加湿器は足元に置いてるよ〜!落ちてきたら怖いから足元でも問題ないと思ってる
開閉がかんたんなロールスクリーン
寝室のカーテンはロールスクリーンです。
ロールスクリーンは、なんといっても開閉がラク!
開けるときは、下にちょんと引けば自動で巻き上がりますし、閉めるときは、ぐっと下に引くだけ。
目覚めた朝や眠たい夜に、さっと楽にカーテンを開け閉めできるのが嬉しいです。
光が漏れにくいように壁付けにしたよ!
音に配慮した間取り
静かな寝室にしたかったので、トイレや子ども部屋、階段から離した間取りにしました。
ですが、スペースの関係があって、娘の子ども部屋と寝室はとなりに。
階段やトイレからは離せたから、その音は響きにくいよ!
離せたけど、リビング階段で吹き抜けのわが家は、音は全くしないわけじゃないから、子どもが寝たあとは階段をそっと降りるようにしてるよ
まとめ:快適な寝室にするためにしっかりチェック!
寝室を快適にする4つのポイントは次の通りです。
- 音が響かず静か
- ちょうどいい温度
- 心地よい照明
- 便利に使える
寝室は毎日の疲れを癒し、1日の始まりの部屋です。
リビングやキッチンと同じくらい、こだわってお気に入りの空間にしたいですね。
この記事が参考になれば嬉しいです!